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【2025年最新版】一条工務店で35坪はいくら掛かる?シリーズ別総額・値上げ時代の節約術・実例6選

【2025年最新版】一条工務店で35坪はいくら掛かる?シリーズ別総額・値上げ時代の節約術・実例6選

一条工務店で延床35坪(約115㎡)の家を建てると総額いくらくらいになるのでしょうか?

本記事では「35坪の家づくりに実際かかる総額」をシリーズ別に徹底解説し、値上げ時代におけるコスト事情や、費用を抑えるためのポイントもご紹介します。一条工務店の家に実際住んでいるオーナーの立場から、リアルな数字や体験談を交えながら、予算内で理想のマイホームを実現するコツをお伝えします。

読者の皆さんが気になる「本体価格だけでは済まない費用の内訳」や「最新の値上げ事情」、さらに「シリーズごとのシミュレーション」や「平屋 vs 2階建てのコスト比較」まで、情報盛りだくさんです。「実例6選」として具体的な見積もりパターンも表でまとめていますので、35坪プランの現実的な予算感がつかめるはずです。それでは早速、本題に入っていきましょう!

目次

一条工務店の35坪で実際にかかる総額の目安(シリーズ別)

一条工務店の35坪で実際にかかる総額の目安(シリーズ別)

全体感

35坪程度の一条工務店の家では、総額で約2,100万~3,700万円程度が一つの目安になります。この金額には建物本体工事費だけでなく、付帯工事費や諸費用まで含めた「引き渡し時の支払総額」が想定されています

最低ラインは約2,000万円台前半、仕様を盛り込んだ場合は3,500万円超えも珍しくありません。要するに、「本体価格○○万円~」の広告よりもずっと幅広い金額を見込んでおく必要があるということですね(私も契約前に提示額を見てタマゲました…💦)。

シリーズ別の目安

シリーズ別に見ると、実は主要商品間で坪単価に大きな差はないのが一条工務店の特徴です。各シリーズの坪単価は概ね 50万~60万円/坪 程度(40坪換算で建物本体2,000万~2,400万円)とされ、どのシリーズでも標準的な構成なら3,000万円前後で建築可能とされています。

ただしこれは2022年頃までの水準で、近年は後述の通り値上がり傾向が続いている点に注意が必要です。2025年現在の最新データでは、例えばグランスマート約81.8万円/坪、グランセゾン約84万円/坪、i-smart約79.7万円/坪といった数字が報告されています一方でi-cube約63.6万円/坪、i-smile約66.5万円/坪、そしてHUGmeは約57.5万円/坪と、商品コンセプトによって若干の価格差も存在します

【グラフ図:一条工務店のシリーズ別坪単価(2025年時点)】

では延床35坪の総額をシリーズ別にザックリ示すとどうなるでしょうか?例えばアンケート結果のまとめでは、i-smartで35坪の場合:総額約2,625万~3,500万円i-cubeなら約2,450万~2,975万円といったレンジが示されています。

前述の坪単価水準とほぼ合致しており、シリーズ間の価格差は基本的な性能・仕様の違いによるものだと分かります。高気密高断熱+太陽光など最新設備を盛り込んだグランシリーズやi-smart系はどうしても総額が上振れしがちですが、そのぶんデザイン性や快適性で満足度が高い傾向です。

一方、i-cubeやi-smileはデザインの自由度や仕様を少し抑える代わりに価格を抑えたシリーズとなっており、総額も低めに収まりやすいです。規格住宅のHUGmeは後述するように最安クラスで、35坪規模でも総額3,000万円前後で建築できるケースがあります。

「結局どのシリーズで建ててもオプション次第で値段は変わる」というのが正直なところですが、性能面や標準仕様を踏まえてシリーズ選びをすると「この性能なら妥当な価格だね」と感じられるはずです(私は最初グランセゾンに憧れましたが、予算と相談してセゾンAにしました😅)。次章からは、本体価格以外に何にお金が掛かるのかを詳しく見ていきましょう。

なぜ「本体価格だけ」では済まないのか(付帯工事や諸費用)

家づくり予算で陥りがちな落とし穴が「本体価格=家の価格」と思ってしまうことです。しかし実際には、本体工事費だけ払えば家が完成するわけではありません。建物本体以外に必要な費用として、大きく以下のようなものがあります。

  • 付帯工事費用:地盤改良・基礎工事、屋外給排水工事、ガス配管、仮設工事など
  • 諸費用:建築確認申請や各種申請手数料、設計料、各種保険料、登記費用、ローン手続き費用 など
  • 屋外・外構費用:駐車場やアプローチ、フェンス、庭づくり等の費用
  • オプション費用:標準仕様外の追加工事や設備(太陽光発電システム、蓄電池、グレードアップ設備など)

上記を全部ひっくるめると聞き慣れないかもしれませんが、建物本体以外の費用だけで総額の約25%前後を占めることもあります。言い換えれば、建物本体費用が総額の約75%、その他費用が約25%というイメージですね。

例えば一条工務店で35坪の家を建てる場合、建物本体が2,100万~2,800万円なら付帯+諸費用で約700万~933万円ほど追加で必要になる計算です。なかなかバカにできない金額で、「本体価格○○万円だから大丈夫👌」と油断していると、契約前の見積提示で青ざめる羽目になります…。

では具体的にどんな項目にいくらくらい掛かるのでしょうか?一例として、筆者がシミュレーションしたi-smart 35坪の見積内訳を見てみましょう。

  • 建物本体工事費:2,300万円(35坪・標準仕様)
  • 建築申請等の業務費用:50万円(確認申請や設計料など)
  • 付帯屋外排水工事費:200万円(上下水道引込や仮設工事など)
  • 標準仕様外工事費:300万円(オプション工事)
  • 太陽光発電システム費:300万円(大容量パネル設置)
  • 消費税:315万円

こうして建物工事費合計(税込):約3,465万円となりました

ご覧の通り、本体工事費2,300万円に対して諸費用・付帯費用等が約500万円、オプション+太陽光で600万円、税金300万円が上乗せされています。「本体価格×坪数」だけ見ていると数千万円の誤差が生じることがお分かりいただけるでしょう😅。

もっとも、上記シミュレーションでは太陽光とオプションで計600万円を計上していますが、それらを採用しなければ建物本体+必須費用のみで約2,805万円(税込)に抑えることも可能です。さらに外構費やローン諸費用、火災保険料など建物工事以外の費用も別途かかります。

一般的に外構工事には最低200万円程度は見込んでおくのが無難と言われます。カーポートやウッドデッキ、立派なお庭づくりを希望すれば外構だけで300万超えも十分ありえます。

逆に最低限の砂利敷き程度で済ませれば100万円台に抑えることもできますが、いずれにせよ建物本体以外にも数百万円単位の費用が必要になる点は頭に入れておきましょう。 なお一条工務店の場合、太陽光発電システムや全館床暖房など他社では高額な設備が標準orサービスで付くケースもあります。

「太陽光○kW無料キャンペーン」等が適用されれば初期費用負担は軽減できますが、キャンペーンの有無で見積額が数百万円変わることも…。営業担当から提示されたざっくり見積もりで「あれ、太陽光入ってないやん!」とビックリする事例もあるようです。契約前にはどこまでが標準で何がオプションかをシッカリ確認し、本体価格に含まれない付帯工事・諸費用込みで資金計画を立てることが重要です。

一条工務店の35坪における最新の値上げ事情とコストに与える影響

一条工務店の35坪における最新の値上げ事情とコストに与える影響

ここ数年、建築業界全体でじわじわと建築費の値上げが続いているのはご存知でしょうか?一条工務店も例に漏れず坪単価が年々値上がり傾向にあります。主な原因はウッドショック以降の建材価格高騰や円安による輸入コスト増など、日本経済の動向に左右されているようです。

一条工務店は高品質な資材と自社設備を標準採用していますから、原材料費アップの影響をモロに受けるんですね…。その結果、毎年のように値上げという状態がここ数年続いています。

例えば、一条工務店の人気シリーズi-smartの坪単価は、私の知る限り2020年頃は70万円台前半でした。それが2023年時点では坪単価約89~102万円(総額ベース)という報告もあり、明らかに上昇しています。実際、2023年9月~12月だけで坪単価15,000円アップしたとの情報もあります。

わずか3ヶ月で1.5万円/坪の値上げ…35坪なら約52.5万円も総額が増える計算です。値上げのペース、なかなかエグいですよね。 さらにやっかいなのは、表面上の坪単価が据え置かれていても油断ならない点です。最近では給排水設備工事費や照明器具代などの付帯費用が10%ほど値上がりし、実質的な総額アップに繋がっている例もあります。

営業さん曰く「2024年春以降は坪単価自体もまた上がってます」とのことで、2025年現在は昨年よりさらに10万円/坪ほど高くなっているとの声も…。つまり、放っておけばどんどん家づくり予算が膨らんでいく「値上げ時代」だということです。

この値上げ事情が与える影響としては、「同じ内容の家なのに昨年より総額○百万円アップ」なんてザラです。実際、あるご家庭では2022年5月時点で延床28坪・グランスマート平屋・太陽光13kW+蓄電池7kW込みの豪華仕様で総額約3,200万円(税込・土地別・外構別)だったものが、営業担当によれば今同じ仕様で建てると200万円アップと言われたそうです。

たった1~2年で200万円の差は大きいですよね。私も「契約を一年先延ばしにしてたらゾッとするな…😨」と思ったものです。 ではこんな値上げ時代に少しでも安く建てるには?──これは後ほど「節約術」の章でしっかり解説しますが、ポイントの一つは値上げ前に契約して価格を固定することです。

一条工務店では仮契約金(契約前の予約金のようなもの)を支払ってプラン作成に進む際、契約から一定期間は坪単価据え置きになる仕組みがあります。早めに仮契約しておけば、その間の値上げは適用されないわけですね。もっとも焦って契約するのはNGですが、資材価格高騰が落ち着かない現状では「待てば安くなる」は期待薄でしょう。適切なタイミングで決断することも、値上げ時代の家づくりでは重要な戦略と言えそうです。

一条工務店35坪の実際の見積もり事例比較(最低~最高)【実例6選】

ここからは実際の見積もり事例を6パターンご紹介します。「最低このくらい~贅沢に盛るとこのくらい」というレンジを把握することで、ご自身の予算感と照らし合わせてみてください。なお延床面積や採用オプションが異なるため完全な比較にはなりませんが、総額イメージを掴む材料として参考にしてくださいね。

事例(シリーズ・仕様)延床面積総額費用(目安)補足・特徴
HUGme(基本プラン)約30坪約2,400万円最低限の設備構成での総額。超コスパ重視
HUGme(オプション込み)約30坪約2,800万円床暖房やオプション採用で快適性アップ
i-cube(低価格注文住宅)35坪約2,700万円性能◎デザイン控えめな分コスト抑えめ
i-smart(標準仕様)35坪約3,300万円人気No.1シリーズ。太陽光なし・基本構成
i-smart(太陽光+充実仕様)35坪約3,700万円太陽光発電やオプション満載のケース
グランシリーズ(フル装備)35坪約4,000万円高級オプション盛り盛り!夢のハイエンド仕様

上記は建物本体+付帯工事+諸費用すべて込み、一条工務店に支払う総額の目安です(地盤改良や外構費用、消費税等も含む)。土地代や家具家電等は別途ご用意ください。また実際の金額は時期や地域、プランによって大きく異なります。

ご覧のように、最安クラスのHUGmeでは30坪程度で2,400万円前後も可能ですが、最新設備を盛り込んだケースでは4,000万円近くになることもあります。中間層としてi-smartの標準的な家なら35坪で3,000万円台前半~中盤あたりが一つの目安でしょうか。

実際、私の周囲でも「諸費用込みで3,200万くらいだった」という声から「オプション付けすぎて総額3,800万いっちゃった😅」なんてケースまで様々です。 ポイントは、「本体価格〇〇万円/坪」という数字だけで他社と単純比較しないこと。一条工務店は太陽光や床暖房など付加価値の高い装備が最初から入っている分、坪単価表示は高めに見えます。しかし標準仕様の充実ぶりを考慮すると、同じ条件で比べれば妥当~むしろ割安という評価も多いです。「高い買い物だけど、値段に見合う性能と安心感がある」という声にある通り、総額=コストパフォーマンスだと捉えて検討するのが大切ですね。

一条工務店の35坪のシリーズ別シミュレーション(i-smart、HUGmeなど)

次に、主要シリーズごとの具体的な費用シミュレーションを見てみましょう。ここでは人気No.1の「i-smart」と、低価格で話題の「HUGme」を中心に取り上げ、それぞれ35坪程度の建築費用シミュレーションを行います。シリーズごとの標準仕様の違いや、総額に影響するポイントにも触れますので、どちらのシリーズが自分に合っているか考える材料にしてください。

i-smartで35坪建てた場合のシミュレーション

i-smartで35坪建てた場合のシミュレーション

出典:一条工務店公式ホームページ

一条工務店の「i-smart(アイ・スマート)」はデザイン性・性能ともに優れた人気シリーズです。標準で全館床暖房がつき、高気密高断熱の性能は折り紙付き。「家は、性能。」のキャッチコピー通り、妥協なく設備を盛り込みたい人向けと言えます 。

では35坪のi-smartでは総額いくらになるでしょうか? 前述のシミュレーション結果をもう一度振り返ると、建物本体工事費:約2,300万円(坪単価約66万円)に対し、付帯工事・諸経費で約250万円、太陽光・オプションに約600万円を追加して総額約3,745万円(税込)となりました。

太陽光やオプションを省いた場合は約3,245万円で収まっています。この差額500万円がちょうど「贅沢するかどうか」の分かれ目ですね。太陽光発電システム(約300万円)やキッチン・お風呂のグレードアップ、床材のランクアップなど、欲張り出すとキリがありませんが、お財布との相談です😂。

実際に建てた方の声としては、「i-smart 35坪・太陽光なし・極力標準仕様で総額約3,300万円だった」というケースから、「太陽光10kW超&蓄電池も入れて35坪で約3,800万円になった」というケースまで様々です(後者はフル装備のお手本のようなお宅ですね…羨ましい)。

要するにi-smartは性能重視派には魅力的な反面、オプションを盛り込みすぎると予算オーバーになりやすいシリーズと言えます。逆に言えば標準仕様だけでも十分高性能なので、コスト調整しやすいシリーズでもあります。私自身、「太陽光は補助金が手厚いうちに載せたいけど予算オーバーは避けたい!」と悩み、最終的に太陽光は必要最低限プランに落としました(その代わり電気代は抑えられましたよ👍)。

HUGmeで35坪建てた場合のシミュレーション

一方、「HUGme(ハグミー)」は一条工務店45周年記念で登場した高性能×新価格の規格住宅です。100プランの中から選ぶ企画型で、坪単価50万円~と一条工務店では異例の低価格が魅力。標準では太陽光なし・床暖房なしなど割り切った仕様ですが、その分本体価格1,490万円~(税込1,639万円~)という衝撃プライスで提供されています。

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ではHUGmeで35坪だと総額はいくらになるでしょうか?実はHUGmeは延床30坪前後のプランが多く、公式にも「標準的な3LDKで建物価格2,000万円前後~」との記載があります。参考までに、延床約29坪のHUGmeの実例では本体価格1,555万円(税抜)に対し、諸費用・付帯工事・オプション・太陽光等を含めた合計が約2,400万円(税込)となったとの報告があります。

内訳を見ると、付帯工事155万円、申請費40万円、オプション250万円、太陽光+蓄電池220万円、消費税…といった具合で、オプションには床暖房やトリプル樹脂サッシ等を追加してこの総額だったそうです。

「標準仕様でも十分暮らせるが、快適性向上のために多少オプション費用が掛かった」という典型例ですね。 上記を35坪にスケールアップすると、単純計算で本体価格は約1,800万円程度に増えます(坪50万円換算)。オプションや付帯費用は増減ありますが、仮に+500万円程度見込めば総額は約3,000万円弱でしょう。

つまりHUGmeで35坪クラスの家を建てる場合、総額3,000万円前後になる可能性が高いです。これでもi-smartと比べると同じ35坪で数百万円レベルで安いので、予算優先の方には強い味方です。 もっともHUGmeの場合、全館床暖房はオプション(しかも約200万円強との情報も)なので付ければ価格差は縮まります。

また間取りプランも100種類から選ぶとはいえ完全自由設計ではありません。内装・設備の選択肢も限定されるため、「自分好みの家づくりをしたい!」派には若干物足りないかもしれません。その代わり「性能そこそこでいいからコスパ重視」「打合せ少なめで楽に建てたい」という方にはピッタリです。実際ネット上でも「ハグミーは神コスパ。ただオプション入れると結局高くなる?」なんて議論がありましたが 、標準仕様で割り切れば太陽光無しのオール電化住宅を破格で手に入れられるのは間違いありません。

他のシリーズの動向は?

他のシリーズの動向は?

出典:一条工務店公式ホームページ

i-smartとHUGme以外にも、一条工務店には「グランスマート」や「グランセゾン」といったシリーズがあります。これらはデザイン性や質感を追求したシリーズで、性能はi-smart同等ながら内装・外観のテイストが異なります。

価格的にはi-smartとほぼ横並びか若干高い程度で、35坪で3,500万前後~4,000万円弱が目安でしょう。実際、前述のグランスマート平屋28坪・大型太陽光付きで3,200万円というケースから推測しても、2階建て35坪なら3,500万~4,000万円といったところですね。

また「i-cube」や「i-smile」(アイスマイル)というシリーズは、i-smartより意匠の自由度が低い分価格が抑えられた商品です。i-cubeは坪単価70万~85万円程度というデータもあり、i-smartよりも総額で数百万円安くなるケースがあります。

i-smileは最近登場した新シリーズで、ネーミングからしてi-smartの兄弟分ですが坪単価約66.5万円とi-cube並みに安価な設定が報告されています。標準仕様の簡略化やプラン規格化でコストダウンしていると考えられ、「i-smartの性能は欲しいけどもう少し安く…」というニーズに応えるシリーズかもしれません(宿泊体験レポートでも「最終的にアイスマイルプラスに決めた」という声があり、最近注目株のようです)。

このように、一条工務店内でもシリーズごとに価格帯のバリエーションがあります。重要なのは、価格だけでなくそのシリーズで何が得られるかを理解することです。性能重視ならi-smart系、デザイン重視ならグラン系、予算優先ならHUGmeやi-cube系、といった具合に優先順位に沿ってシリーズを選べば「払ったお金以上の満足」が得られます。

逆に、自分の重視しないポイントにお金をかけても勿体ないですよね。筆者の場合、「絶対譲れないのは高断熱性能!デザインはシンプルでOK」という判断でi-smartを選び、価格と満足度のバランスが取れました。みなさんもぜひシリーズごとの特徴とコストを天秤にかけて、ベストな選択をしてください。

一条工務店の35坪の平屋と2階建ての費用・維持費比較

一条工務店の35坪の平屋と2階建ての費用・維持費比較

次に間取り形状によるコストの違いについて、平屋 vs 2階建てで考えてみましょう。同じ延床面積でも、平屋(ワンフロア)と2階建てでは建築コストの内訳が変わってきます。

一般に平屋の方が坪単価は割高になる傾向があります。 理由はシンプルで、平屋は基礎と屋根の面積が大きく、2階建てより材料・工事量が増えるためです。実際のデータでも、平屋26坪の坪単価が約72万円なのに対し、2階建て32坪では約62万円だったという報告があります。

単純計算で平屋の方が坪単価で10万円ほど高い計算です。延床面積が広くなるほど多少坪単価は下がりますが、それでも同じ35坪なら2階建ての方がコストは安く済みます。 例えば延床30坪の家を考えると、総2階なら1階15坪+2階15坪のイメージです。この場合、基礎と屋根は15坪分で済みます。

一方平屋30坪だと基礎・屋根は30坪分必要です。基礎や屋根は住宅の中でも高価な部分なので、この差がコストに表れるわけですね。「2階建ての方が坪単価約10万安い」というデータも頷けます。

では維持費の観点ではどうでしょう?まず光熱費に関しては、一概にどちらが有利とも言えませんが、平屋は上下階の移動がない分冷暖房効率を上げやすいという利点があります。2階建てだと「1階と2階で温度ムラが…」なんてことがありますが、平屋ワンフロアなら家中を均一な温度にしやすいです(もっとも一条工務店の全館床暖房&高気密住宅なら2階建てでも家中ぽかぽかですが😊)。

メンテナンス面では、平屋は高さが低い分メンテナンスしやすいと言われます。例えば屋根や外壁の塗装・点検時に高所作業の手間が少なく、安全性も高いです。高所足場を組む費用も若干抑えられる可能性があります。一方で平屋は屋根面積が広いので、屋根材の張替えや補修費用自体は増えます。

外壁面積に関しては、2階建ては上下2フロア分あるため平屋より多くなりがちです(その分平屋は屋根面積が多い)。つまりメンテ費用は項目によって一長一短というのが正直なところでしょうか。

もう一つ見逃せないのは土地コストです。平屋は大きなワンフロアを確保するため、広い敷地が必要です。都市部だと平屋を建てるだけの土地確保が難しく、郊外や田舎向きと言われる所以です。

2階建てなら同じ延床面積でも敷地は半分程度で済むため、土地代が高いエリアでは結果的に総予算を抑えられるでしょう。既に土地がある方は別ですが、土地から探す場合は建物と土地のトータルでコスト最適化を考える必要があります。

最後にライフサイクル面では、平屋は将来のバリアフリー性で優れます。老後に階段が無いメリットは大きく、2階建てを平屋リフォーム…なんて話も出るくらいです。もっともこれは費用云々より暮らしやすさの問題ですね。 まとめると:35坪規模で単純に建物費用だけ比較すれば、2階建ての方が数百万円安くなる可能性が高いです。

その代わり必要な土地が小さくて済むのも2階建て。一方平屋は土地に余裕があり、将来的な住みやすさを重視する方向けで、建築費用は少々割高になります(その分ちょっと贅沢な感じがして私も憧れましたが…お財布と相談しました😅)。維持費については一概に言えませんが、「屋根の広い平屋 vs 外壁の多い2階建て」でメンテ費用が発生するポイントが違ってきます。ご自身の優先順位に合わせて選びましょう。

費用を抑える5つの節約術(具体的・実行可能なTips)

費用を抑える5つの節約術(具体的・実行可能なTips)

さて、お待ちかね(?)「費用を抑える節約術」です!ここでは筆者の経験とリサーチをもとに、予算オーバーを防ぐための5つのコツを伝授します。

どれも実践的なものばかりなので、ぜひ参考にしてください。

「紹介制度」をフル活用する

一条工務店には契約者からの紹介制度があり、利用すると建築費用が30万円割引になります。営業担当にお願いすれば紹介者をマッチングしてもらえることもありますし、知人にオーナーさんがいれば声を掛けてみましょう。たかが30万、されど30万!オプション1つ我慢するより簡単に値引きをゲットできます。私もブロガーさん経由で紹介してもらい、美味しく割引を頂きました😋。

契約時期を見極め「早期仮契約」で値上げ対策

前述の通り毎年のように価格改定が行われています。値上げ前に仮契約して価格を固定してしまうのも有効な節約術です。もちろん十分検討した上での判断が必要ですが、「建てる」と決めたらダラダラ先延ばしにしない方が結果的に安く済むケースが多いです。

事実、一条は値引き交渉NGの会社なので、「今契約してくれたらサービスします」的な駆け引きはありません。逆に「今月中に契約すれば次回値上げ(坪▲1万円)の前だからお得」という判断基準は持っておきましょう。

間取り・プランの最適化でコストダウン

家の形状や間取り次第でコストは結構変わります。シンプルな総二階・正方形に近い形にすると無駄がなく安くなるのは有名な話ですね。凸凹の多いプランは壁量増加=お金増加ですから避けましょう。あと地味に効くのが坪数調整です。

「この部屋2帖削っていいかも」となればそれだけで坪単価×2帖分浮きますし、廊下を減らして居室に吸収すれば有効面積を保ったまま総坪数ダウンも可能です。吹き抜けを活用するのも手です。

吹き抜け部分は延床に算入されず坪単価半分程度のコストで済むので、開放感を演出しつつコスト節約できちゃいます(吹き抜けの暖房効率には注意ですが…一条の高性能なら大丈夫👍)。要は「なくても困らない空間」を削ぎ落とし、「必要なスペース」にお金をかける発想ですね。間取り次第で100万円単位の調整が効くので、プランニングはじっくり練りましょう。

オプション選定はメリハリを付ける

一条工務店は標準仕様が充実している反面、オプションも多彩で「あれもこれも…!」と欲が出てきます😅。しかし全て盛り込むのは予算的にNG。メリハリを付けて取捨選択しましょう。

例えば「床暖房は我慢できないけど、キッチン天板は標準でOK」「太陽光は付けたいけど、食洗機グレードアップは見送り」などです。一条の場合、標準の設備グレードでも他社の上位並みに高品質です。

私も照明やカーテン、エアコン等はあえてオプション注文せずに引き渡し後に自分で設置しました。その分費用は抑えられましたし、何より自分好みのものを選べる利点も。「標準で充分」がどこか、「ここは譲れない」がどこかを家族で話し合い、オプション採用にメリハリをつけましょう。

外構・インテリアは別途手配も検討

一条工務店に限らずハウスメーカー経由の外構工事や造作家具は割高になりがちです。可能なら外構は自社紹介ではなく自分で探した業者に依頼するのも一案です。

実際「一条紹介じゃなくて正解。融通が利くし安く済んだ」という声もあります。外構や照明・カーテンなどは後から施主支給・DIYもしやすい部分です。時間と手間をかけられるなら施主自身でコーディネートして費用節約を狙いましょう。

ただし建物と一体で施工した方が良い部分(ウッドデッキの下地やガレージ位置など)もあるので、減らしすぎず、賢く分離発注するのがコツです。私もネット通販でポストや表札を買って自分で取り付けましたが、これだけでも数万円浮きましたよ👌。

以上、5つの節約術を挙げましたが、共通して言えるのは「情報収集と準備」でコストは下げられるということです。営業さん任せではなく施主が主体的に動くことで、紹介割引にしろオプション見直しにしろ効果を発揮します。少し手間を惜しまず、頭と足を使って賢くコストカットしていきましょう!

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まとめ

最後に、本記事の内容を簡単にまとめます。

  • 一条工務店・35坪の総額はシリーズやオプションによって約2,500万~3,700万円以上と幅がある。性能と価格のバランスを見極めよう。
  • 本体価格以外に付帯工事費・諸費用が約25%程度必要。地盤改良や申請費用、外構工事など忘れがちな費用に要注意。
  • 近年は値上げが続いており、早めの契約で価格固定&コスト上昇対策を!
  • シリーズ比較では、i-smartは高性能で平均的価格、HUGmeは低価格だがお好み次第、他にもi-cube/i-smile等ニーズに応じたラインあり。
  • 平屋 vs 2階建てでは、2階建ての方が建築費は割安(坪単価約▲10万の差)。ただし土地やメンテで一長一短。ライフプランに合わせて選ぼう。
  • 費用節約術5選:紹介割引、値上げ前契約、プラン最適化、オプション取捨選択、外構・インテリア別手配等。賢く活用して100万単位のコストカット!

長くなりましたが、「35坪でいくらかかる?」への答えはお分かりいただけたでしょうか?😊 高性能な一条の家は決して安くはないですが、その分得られる快適な暮らしは何物にも代え難いです。実際に住んでいる筆者としても、「毎月の光熱費の安さ」「全館床暖の暖かさ」「災害への安心感」など、費用以上の価値を実感しています。

ぜひ皆さんも本記事を参考に、ご自身のマイホーム計画の予算組みをしてみてください。「無料であなた専用の間取りと見積もりが届く」タウンライフの活用もおすすめですし、もっと一条工務店の実態を知りたい方は当ブログ内の『一条工務店だまされた?やめてよかった?実オーナーの我が家の本音』記事も参考になりますよ。

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実際に住んで感じた一条工務店のメリット・デメリットや評判を赤裸々に綴っています。 それでは、あなたの家づくりが成功しますように!最後までお読みいただきありがとうございました。疑問や不安はどんどん情報収集して、後悔のない楽しいマイホーム計画を進めてくださいね。🏠✨

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