我が家は一条工務店の屋根一体型の太陽光パネルが屋根の上にのっています。
我が家を建ててから7年ぐらいが経つのですが、このタイミングで太陽光システムのパワーコンディショナーが故障しました。
今回は、その時の状況などを備忘録がてら残しておこうと思います。
太陽光の故障はダイヤゼブラ電機からの電話で知った
太陽光の故障は一条工務店が太陽光システムの運用を委託しているダイヤゼブラ電機(旧:田淵電機)からの電話で知ることになりました。
ダイヤゼブラ電機のかた曰く、数日前からモニタリングデータからパワーコンディショナーの故障が見られるとのことでした。
詳しくは現地を見てみないと分からないということでした。
ご存じかもしれませんが、パワーコンディショナーとは、太陽光パネルで発電した電気を直流から交流へと変えるための機器ですね。
太陽光で発生させる電力の周波数は直流になっていて、電気として利用するためには交流に変換することが必要です。
私自身、一条工務店のアプリで定期的に発電量を確認していたのですが、異常を察知することはできませんでした。
後でダイヤゼブラ電機のかたに聞いたのですが、発電はしていたようですが、発電量が若干減っていた(いつもの10%未満)ようで、その違いに気付かないことがほとんどだとのこと。
たしかに発電量は天気によって違いますし、日照時間は日々違うので比較のしようがないというか。。。
ということで、とにかくパワーコンディショナーを交換してもらうことになりました。
一条工務店のパワーコンディショナーはどこにある?
そもそもパワコンってどこにあるの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
普段、目にすることもないので当然ですよね。
大抵は屋外にあると思います。
我が家もご多分に漏れず屋外にありまして、以下のように外壁に取り付けられておりました。
2つともパワコンで、詳しくは分からないのですが型名がそれぞれ以下のように異なっています。
型名:EPC-A-S55MP-JHR
型名:EPC-B-S80P-JHR
以下は蓋を開けた状態です。
一条工務店の太陽光パワーコンディショナーの寿命は?我が家の故障内容
ダイヤゼブラ電機の作業者の方に聞いたのですが、今回の故障個所はパワコン内にあるコンバーター7つのうち、1つが故障していたため発電量が若干減っていたとのこと。
一般的にパワコンの寿命は10年~15年ぐらいで故障すると言われています。
その故障のほとんどがパワコン内にあるコンバーターもしくは、基盤が壊れるケースのようです。
もし基盤が壊れるとパワコン自体が停止するため発電が完全に停止してしまうとのことで、我が家の場合はコンバータの方が故障したため発電はしていたということです。
コンバータを交換して作業時間はトータルで30分ぐらいだったと思います。
しかし10年ぐらいは壊れないと思っていたので、思った以上に故障が早かった印象です。
一条工務店の太陽光は10年間は無償修理してもらえる
一番きになるのが今回のパワーコンディショナーの修理にお金がかかるのか?ということです。
結論から言うと、一条工務店は、10年間は無償修理してもらえます。
そうなると悪知恵が働いてしまって、どうせ壊れるなら10年以内にすべてのコンバーターや基盤が壊れれば、無償修理で全て新品になるよなーなんてことを考えてしまいます(笑)
たしかに新品になれば、古いものよりは壊れにくいとは思いますが、どうも一概に経年故障ではないので、一度壊れると、次の10年が故障無しかと言われるとそうでもないようです。
10年以降の修理代は一条と相談になるらしい。。相談って。。そんなに値段が高いの?
保証期間後は一条工務店パワコンの交換費用はいくら?
ここで疑問が生まれますよね?
そうです。保証期間が切れた10年目以降のパワコンの交換費用はいったいいくらかかるの?という事です。
これはその時の物価や人件費高騰、新商品、各家の状況などにより変わる可能性はあるという前提ですが、パワコンの全交換でおおよそ30万円前後と予測されるようです。
ただ我が家もそうですがパワコンは複数台あります。
我が家の場合は7台なので、1つ交換する場合の費用は30÷7=4万ちょいというイメージで良いようです。
またパワコン内部の基盤など部品交換については物により違いますが数万円程度との事です。
上記は念のため一条の営業の方に聞いた情報ですので、前述した条件で色々と変わるとは思いますが参考になるかと思います。
もし、既に交換されている方がいらっしゃいましたら情報提供頂けると大変助かります。
一条工務店の太陽光パネル交換費用は?
ここでついでと言っては何ですが、パワコンでなく太陽光パネルの交換費用も気になったので合わせて調べました。
一条工務店の太陽光パネルは、パワコン同様に10年保証なので、10年までは無償で修理してくれます。
一般的に太陽光パネルの寿命は20~30年と言われていて、一条工務店もそれと同等と思っておいて良いと思います。
ただ太陽光パネルは経年劣化していくので徐々に発電量が減っていくというのを気にしていおく必要があります。
仮に発電量がゼロになったとしても屋根としては使えるので、そのまま交換せず使い続けるということも可能です。
10年目以降でパネルが故障した場合で、交換したいのなら修理代金を払って交換することが可能です。
ただし故障にも色々とありまずが、ここでは以下の2つを想定したいと思います。
- 台風や竜巻などで運悪く瓦などの固いものがパネルに衝突してヒビが入った場合
- 極度の経年劣化により発電量がゼロ近くなった場合
①のケースは太陽光パネルは家の屋根ですので火災保険の風害に該当するため保険適用となり、②のケースは代金を払っての修理となるようです。
2の場合の修理代ですが、ざっくりのイメージで言うと、太陽光パネル1Kあたり29万前後で、パネル1枚当たりの製品代としては6万円前後が相場のようです。
更にそれに伴う工賃と足場代などの費用が上乗せされます。
ただし、これは情勢や現場状況により増減はあると思われます。
10年目以降にパワコンが故障したタイミングで家庭用蓄電池導入が賢い?
最近話題の家庭用蓄電池ですが、我が家もいつかは導入したいなーなんて思っています。
電気代も高くなるし、卒FITで買取価格も安くなるので、太陽光で発電した電気を蓄電池で貯めておいて電気の自給自足がしたいなと。
そうすれば災害時にも電気に困りませんし。
ただ蓄電池には蓄電池用のパワコンを別途付けるか、太陽光のパワコンを共有するかの2択だと理解しています。
蓄電池用のパワコンを別途買うぐらいなら、パワコンが壊れたタイミングで蓄電池と太陽光で共用できるパワコンにしたほうが蓄電池導入コストが減るのではと思っています。
なので、うまくその方向で考えられればと思っていますが、現時点で大きなハードルは、一条工務店の太陽光パネルには同社の蓄電池を後付けすることが現時点ではできないようなのです。
そうなると一条工務店の太陽光パネルとパワコンを共有できる他社の蓄電池を探すしかないか??
まだ10年保証が残っているので我が家が蓄電池を導入するタイミングはもう少し先になります。
それまでに色々と調べてベストな家庭用蓄電池導入方法を考えたいと思います。
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