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一条工務店で蓄電池を2台に増設したい理由は?EOF-LB70-TKの容量や仕様を調べてみた

一条工務店で蓄電池を2台に増設する理由は?「EOF-LB70-TK」の容量や仕様を調べてみた

最近の一条工務店の家を買うと、電力革命という商品名で太陽光発電と蓄電池がセットになった設備を一緒に付ける家も多いと思います。

ここで多く聞かれる声として、最初に導入した蓄電池1つの容量では、生活をしていく中で容量が足りない。

だから蓄電池をもう一つ追加したい!ということです。

この辺りを検討しだすと調べる内容もかなり増えてきます。

私も結構調べて沼にはまっている状態です。

そこで、本記事では一条工務店の蓄電池の2つ目を導入する前に、そもそも電力革命で使われている蓄電池であるEOF-LB70-TKについて調べてみましたので、それについて備忘録がてら残しておこうと思います。

ちなみに我が家は2015年に一条工務店で家を建てたので、その頃は電力大革命という太陽光発電と蓄電池がセットになった商品はなく、太陽光発電だけ導入しました。

おそらく今、一条工務店で家を建てる場合は、蓄電池もセットになった電力大革命を導入すると思います。

目次

一条工務店の蓄電池を2つに増設する理由は?「EOF-LB70-TK」の仕様は?

一条工務店の蓄電池を2つに増設する理由は?「EOF-LB70-TK」の仕様は?

そもそも一条工務店の蓄電池を2つに増設したい理由はなんでしょうか?

それは実際に電池1つで生活してみると電池容量が足りないということです。

詳しく見ていきましょう。

その前に一条工務店の電力革命で使われている蓄電池であるEOF-LB70-TKという商品について確認しておきましょう。

このEOF-LB70-TKはダイヤゼブラ電機株式会社が作っている蓄電池でそれを一条工務店にOEM供給しています。

このEOF-LB70-TKの電池容量は、定格容量が7.04kWh初期実効容量が6.2kWhです。

ここで、定格容量?、初期実効容量?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

ご多分に漏れず私もそうでした。

この違いについてはしっかりと後述したいと思います。

その前に、この定格容量の7.04kWhという値についてです。

1つの電池容量が7.04kWhだと、実際に生活してみるとこの電池容量では全然足りないということが起こります。

一般的に、オール電化で4人家族の電気使用量は、1日あたり~20kWhと言われています。

これは住んでいる地域によっても違うと思います。

北海道や東北など寒い地域で、オール電化だともっと使うイメージがあります。

ちなみに我が家だと多い月で、42kWh/日、少ない月で25kWh/日ぐらいになっています。

かなり多いですよね。。多い月は床暖房を使っている月です。全然20kWhより多いのですが、これは調査が必要ですね涙

我が家の電気代のやばさは以下の記事を参考にして頂ければと思います。

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話しを蓄電池に戻しまして、1日に使う電気使用量の全てを蓄電する必要はないまでも、一般的にオール電化で4人家族に必要な蓄電池の容量は9~14kWhと言われています。

それと比較すると、7.04kWhだとちょっと物足りないということになりますし、そういった声が多いのも事実です。

実際に一条工務店の蓄電池1台で生活されている、あるご家庭では季節にもよるのですが、全く1台の電池では足りなかったとのことです。

日中は晴れで、日没後に蓄電池に貯まった電力を生活で使ったことを想定すると、以下の結果だったとのこと。

春:足りない(夜中に蓄電池の容量が空)
夏:全く足りない(夜には蓄電池の容量が空)
秋:少し足りない(夜中に蓄電池の容量が空)
冬:全く足りない(夜に蓄電池の容量が空)

やはり電力を使う、夏や冬は蓄電池1台では全く容量が足りないということのようです。

電池の定格容量と初期実効容量の違いとは?

実際に使用する際の電池のパフォーマンスは初期実効容量をみておいた方が良い

先程ちょっと触れましたが、一条工務店で採用されている蓄電池「EOF-LB70-TK」の定格容量が7.04kWh、初期実効容量が6.2kWhです。

必要な蓄電池の数を決めるためにも、この定格容量と初期実効容量の違いを知っておく必要があります。

定格容量とは、電池が持つ理論上の最大エネルギー貯蔵能力を示します。

簡単に言うと、電池が完全に充電された状態から放電されるまでに供給できる理想的なエネルギー量です。

これに比べて、初期実効容量は、実際の使用条件下で、新品の電池が一度の充電で実際に供給できるエネルギーの量を指します。

使用環境(例えば温度、放電速度、電池のエイジングなど)によって左右され、通常は定格容量よりも少ないことが多いです。

したがって、実際に使用する際の電池のパフォーマンスをより正確に反映しています。

ということは、一条工務店で採用されている蓄電池「EOF-LB70-TK」の電池容量は、6.2kWhと思っておいた方が実際に近いということです。

これが、一条工務店で蓄電池を2台にしたい理由にも繋がるわけですね。

参考までに車の電池容量は?V2Hとは?

参考までに車の電池容量は?V2Hとは?

出典:一条工務店ホームページ

今、話題のEV車の電池容量ってどれぐらいなんでしょうか?

調べてみると、EVのバッテリー容量は、一般乗用車で35~80kWh程度小型車で10kWh前後とのことです。

ちなみにテスラ車の電池容量は以下です。

Model 3: スタンダードレンジプラスは54 kWh、ロングレンジは79.5 kWh、パフォーマンスは82 kWh
Model Y: 2023年モデルのロングレンジは75 kWh、2022年モデルのベースは57.5 kWh
Model S: 100 kWh

こうやって見ると、家庭用蓄電池の容量って小さいですよね。

こういった背景もあって、V2HというEV車の電池を使って家の電気を賄うという仕組みもあるわけですね。

使える電池は有効活用しないとですね。

一条工務店にもV2Hシステムも採用されているので、この辺りも今後調べてみたいと思っています。

家庭用電気の将来欲しいシミュレーション技術

家庭用電気の将来欲しいシミュレーション技術

家庭用蓄電池の容量をいくつにするのか決めるのって難しいですね。

容量に応じて蓄電池の価格は高くなるので、できるだけ容量は抑えたいもの。

そのためにも太陽光発電や夜間電力購入などを最適にシミュレーションできるようになれば、蓄電池の容量をギリギリまで少なくできるようになるのでしょうか?そんな妄想をしております。

例えば、日中は太陽光で発電した電気や、それで足りなければ蓄電池に溜めた電気を使う。

そのためには、次の日の天気予報を予測しながら、太陽光の発電量を予測し、足りない電気は夜間の安い電力を買って蓄電池に溜めておく。

そういった使用環境で、年間を通じてどれぐらいまで蓄電池容量があれば良いのか、最適解を自動でシミュレーションできたら蓄電池容量もギリギリまで少なくできるのかな?と妄想してみました。

多分、AI技術を使えば、(使うまでもない?)この辺りのシミュレーションも簡単にできそうですよね。

まとめ

今回は一条工務店の蓄電池を2つにしたいと言われる背景について、蓄電池「EOF-LB70-TK」の仕様を見ながら書いてみました。

今回の記事の内容をまとめると以下の感じです。

  • 一条工務店の電力大革命で使われている蓄電池EOF-LB70-TKの電池容量は、定格容量が7.04kWh、初期実効容量が6.2kWh
  • 蓄電池1台だと、実際に生活してみるとこの電池容量では全然足りない
  • 特に夏と冬は全く足りない
  • EV車の電池は大容量のためV2HでEV車の電池を使って家の電気を賄うという仕組みも注目
  • EVのバッテリー容量は、一般乗用車で35~80kWh程度、小型車で10kWh前後

以下は一条工務店の電力大革命の公式ホームページになります。

今回ご紹介した蓄電池やV2Hシステムなどの情報も見れますので合わせてご覧いただければ幸いです。

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