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一条工務店 26年3月電気代と太陽光発電量を公開|床暖房ありでも前年比-9,870円になった理由

一条工務店 26年3月電気代と太陽光発電量を公開|床暖房ありでも前年比-9,870円になった理由

3月の電気代が届きました。検針期間は2月中旬〜3月中旬。床暖房がまだフル稼働していたこの時期、結果は19,150円でした。

昨年の同じ月は29,020円だったので、前年比マイナス9,870円という大幅な差になっています。

でもよく考えると、使用量の差(190kWh)だけでは約5,000円分しか説明できません。

残りの約5,000円の差は一体どこから来ているのか。

調べてみると、「燃料費調整単価」の大幅な改善が隠れた主役でした。

この記事では、実データと中部電力ミライズの公式データをもとに「なぜ前年より1万円近く安くなったのか」を正確に分解します。

また太陽光の発電量は、実は1,530kWhを記録。

こちらも合わせて解説します。これから一条工務店を検討している方にも、すでに住んでいるオーナーの方にも参考になれば嬉しいです。

目次

一条工務店の家|2026年3月の電気代・太陽光データを一気に公開

一条工務店の家|2026年3月の電気代・太陽光データを一気に公開

今月(2026年3月)のサマリー

まずは今月のメイン数字をご覧ください。

項目今月(2026年3月)
検針期間2月中旬〜3月中旬
電気使用量約1,300kWh
電気代(買電金額)約19,150円
うち再エネ賦課金約5,190円
太陽光発電量約1,530kWh
売電量約1,530kWh(全量売電)

前年同月との比較

続いて、昨年の同じ検針期間と比較してみます。

項目2025年3月(前年)2026年3月(今年)
電気使用量約1,490kWh約1,300kWh△190kWh
電気代約29,020円約19,150円△9,870円
うち再エネ賦課金約5,020円約5,190円+170円

電気代は約1万円減少している一方で、再エネ賦課金は170円増えています。

電気の使用量が190kWh減ったのに対し、電気料金が9870円も下がっているのは不思議に感じますよね?

電気の単価の21〜25円を考えても9870円は下がり過ぎです。

この点については後ほど詳しく解説します。

前年比マイナス9,870円の正体|使用量の減少だけでは説明できない2つの要因

前年比マイナス9,870円の正体|使用量の減少だけでは説明できない2つの要因

「190kWhしか減っていないのに、なぜ電気代が約1万円も安くなったのか?」——これが今回の核心です。

190kWhの減少を電力量料金単価(約25円/kWh)で計算しても、削減できる電気代は約4,750円にしかなりません。

残りの約5,000円はどこから来ているのか。答えは「燃料費調整単価」にありました。

①燃料費調整単価が前年比で約3.5円/kWh改善した(約4,500〜5,000円分の寄与)

電気料金には「燃料費調整単価」という項目があります。

これは燃料(LNGや石炭など)の価格変動に応じて毎月変わる単価で、プラスになれば電気代が上乗せされ、マイナスになれば電気代が割り引かれる仕組みです。

中部電力ミライズの公式データ(出典:中部電力ミライズ「燃料費調整単価推移」)を確認すると、今回の検針期間に該当する月の単価はこうなっていました。

検針分燃料費調整単価(低圧)
2025年2月分(前年の検針期間)-0.15円/kWh
2025年3月分(前年の検針期間)+0.06円/kWh
2026年2月分(今年の検針期間)-3.73円/kWh
2026年3月分(今年の検針期間)-3.54円/kWh

前年の検針期間はほぼゼロだったのに対し、今年は約マイナス3.6円/kWh前後まで下がっていました。

この差が今年の電気代を大きく押し下げた主因です。

1,300kWhに対して約3.6円/kWhの差を掛けると、約4,700円の差になります。

これが「使用量の減少だけでは説明できなかった」残りの部分の答えです。

燃料費調整単価は毎月変わるため、「同じ使用量でも月によって電気代が大きく違う」という現象が起きます。

電気代を前年比で比較する際には、使用量の変化と単価の変化をセットで見る必要がある、というのが今回の最大の学びでした。

②電気使用量190kWhの減少(約4,750円分の寄与)

使用量が減った理由は主に気温と設備効率の2点です。

2026年2〜3月の東海地方は月平均気温が平年より高い傾向が続きました(出典:tenki.jp 2026年3月名古屋の過去の天気)。

気温が高いと外気との温度差が小さくなり、床暖房のヒートポンプが少ない電力で室温を維持できます。

一条工務店の高気密・高断熱住宅はこの恩恵が特に大きく、外気温1〜2℃の差が月間使用量に数十kWh単位で影響します。

またエコキュートも、外気温が高いほど効率(COP)が上がり、同じ量のお湯を沸かすのに使う電力が少なくて済みます。

この検針期間の終盤(3月上旬〜中旬)にかけて気温が上昇し始めたことで、エコキュートの消費電力も抑えられていたと考えられます。

差額9,870円の内訳まとめ

要因寄与額(推定)
①燃料費調整単価の改善(約3.6円/kWh × 1,300kWh)約4,700円の削減
②電気使用量190kWhの減少(約25円/kWh換算)約4,750円の削減
再エネ賦課金単価の上昇による増加約170円の増加
合計約9,280円→実績差額9,870円に整合

「電気代が安くなった=節電した」とは限らない。

燃料費調整単価という見えにくい要素が、電気代の増減に大きく影響しているということを、今回のデータは改めて教えてくれました。

床暖房の電気代についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

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一条の太陽光発電|2026年3月の発電量

一条の太陽光発電|2026年3月の発電量

今回驚いたのは発電量でした。4月(3月中旬〜4月中旬の検針)が約1,210kWhだったのに対し、3月の発電量は約1,530kWh。320kWhも上回っています。

3月と4月、日照時間はほぼ同じでも発電量が違う理由

気象庁の名古屋平年値(1991〜2020年)を見ると、3月の日照時間は約199.7時間、4月は約200.2時間とほぼ同じです(出典:気象庁「名古屋の平年値(年・月ごとの値)」https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=51&block_no=47636)。

ただし全天日射量(エネルギー量)は4月が15.0 MJ/㎡に対し3月は17.5 MJ/㎡と4月の方が約17%多いのが平年値です。

それでも今回の実測で3月が上回ったのは、今年の3月が晴れる日が多く、日照条件が平年より恵まれていたためと考えられます。

また、3月はパネルの温度が上がりにくいという点も発電に有利に働きます。

太陽光パネルは高温になると発電効率が下がる性質(温度係数)があり、夏場はパネル表面温度が60〜70℃に達することもあります。

3月はまだ気温が低いため、パネルが適温を保ちやすく効率よく発電してくれます。

全量売電の我が家にとっての3月発電量のインパクト

我が家は全量売電(発電した電気をすべて売電し、使う電気は100%電力会社から買う)という仕組みです。

このため、発電量が多いほどそのまま売電収入に直結します。

FIT30円台/kWhで計算すると、1,530kWhの発電量は売電収入として約5万円超になります。

電気代の19,150円を差し引いても、3月は大幅な黒字月となりました(詳細は後述の収支まとめで)。

太陽光の発電量シミュレーションをしてみたい方へ

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私が導入した10年前よりもっと太陽光パネルの性能は上がっていると思うので羨ましい。。

3月の収支まとめ|床暖房フル稼働でも大幅黒字だった

3月の収支まとめ|床暖房フル稼働でも大幅黒字だった

電気代 vs 売電収入のバランス

今月のトータル収支をまとめます。売電収入はFIT30円台/kWhで計算した概算です。

項目金額
電気代(支出)▲ 約19,150円
売電収入(収入)+ 約5万円超(FIT30円台×1,530kWh)
実質収支+ 約3万円超の黒字

床暖房を使いながら、電気代を差し引いても3万円超のプラスになりました。全量売電×FIT高単価という組み合わせの強さが出た月です。

4月との比較でわかる「3月の立ち位置」

前回の4月記事では、電気代 約25,720円・売電収入 約41,330円・実質収支 +約15,610円という結果でした。

今月3月は電気代が安く(19,150円)、発電量も多い(1,530kWh)ため、実質収支は4月をさらに上回っています。

「4月が一番楽な月」というイメージを持っていましたが、発電量ベースで見ると3月の方が稼いでいるという結果になりました。

床暖房の消費を発電量が上回るほど、太陽光が電気代を帳消しにしてくれています。

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再エネ賦課金5,190円の重さ|前年から170円増えた意味

再エネ賦課金5,190円の重さ|前年から170円増えた意味

単価が上がって使用量が減っても負担が増える構造

今年の再エネ賦課金は約5,190円、前年は約5,020円で、差は170円の増加です。

電気使用量は190kWhも減ったのに賦課金が増えたのは、単価そのものが上昇しているからです。

4月記事でも触れましたが、2026年度の再エネ賦課金単価は4.18円/kWh(2025年度は3.98円/kWh)と過去最高水準を更新しています(出典:資源エネルギー庁)。

今年3月の使用量約1,300kWhで計算すると 1,300×4.18=約5,430円となり、実績の5,190円に近い数値です。

電気代全体の中で再エネ賦課金が占める割合は約27%。4人家族で普通に生活しているだけで、毎月5,000円超が再エネ賦課金として徴収されている計算です。

蓄電池があれば床暖房シーズンの賦課金をどれだけ減らせた?

「蓄電池があったら、この再エネ賦課金をどれだけ減らせただろう?」と考えることがあります。

仮に蓄電池で1日あたり10kWhの買電を削減できたとすると、1ヶ月(30日)で300kWhの削減になります。

再エネ賦課金単価4.18円/kWhで計算すると、月約1,250円・年間約15,000円の賦課金が浮く計算です。

もちろん実際は床暖房期間の昼間発電量や天候にも左右されるため、これはあくまでざっくりとした試算です。

ただ、蓄電池導入の費用対効果を検討するうえで、再エネ賦課金の削減分もしっかり計算に入れておく価値はあると感じています。

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これから一条工務店を検討している方へ|3月の実績から見えること

これから一条工務店を検討している方へ|3月の実績から見えること

床暖房がフル稼働しているにもかかわらず、電気代が約19,150円に収まった理由として、一条工務店の高気密・高断熱性能は外せない要素です。

断熱性能が低い家では、暖房をつけても熱が外へ逃げてしまい、同じ室温を保つために多くのエネルギーが必要になります。

一条工務店の家は外壁・窓・床などの断熱が優れているため、一度暖まった室温が長時間キープされ、ヒートポンプの稼働を抑制してくれます。

また、太陽光10kW超(事業規模)の全量売電という組み合わせが、電気代の重さを収支全体で吸収してくれています。

冬の電気代が高い月でも、売電収入がそれ以上に入るため、年間トータルで見ると大幅なプラスになっています。

「一条工務店を検討しているけど、実際どのくらいの電気代がかかるの?」と気になっている方は、まずはプロに間取りと見積もりを出してもらうのが近道です。

複数のハウスメーカーを比較することで、断熱性能・設備・価格の違いがクリアになります。

間取り・見積もりは無料で複数社から取り寄せよう

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まとめ|床暖房ありでも前年比マイナス9,870円|3月は太陽光が全力で支えてくれた月

今回の結果をまとめます。

項目実績
検針期間2月中旬〜3月中旬
電気使用量約1,300kWh(前年比 △190kWh)
電気代約19,150円(前年比 △9,870円)
うち再エネ賦課金約5,190円(前年比 +170円)
太陽光発電量約1,530kWh(4月の1,210kWhを上回る)
実質収支+ 約3万円超の黒字

床暖房が動き続けた検針期間でしたが、①燃料費調整単価の大幅改善(約4,700円分)・②使用量の減少(約4,750円分)・③春の発電増加という要素が重なり、前年より約1万円安い結果になりました。

今回の分析で、電気代の増減は「使用量だけでなく単価構造でも大きく変わる」ことを改めて実感しました。

また、3月の発電量1,530kWhは「4月が一番発電する」というイメージを覆す数字でした。

パネルの温度が上がりにくい3月は、晴れさえ続けば4月以上に稼いでくれる月でもあります。

太陽光10kW超(事業規模)・FIT30円台・全量売電という条件が整っているため、暖房コストの重い冬でも収支は黒字。

10年目を迎えてもこの仕組みは健在で、「搭載しておいて本当に正解だった」という気持ちは変わりません。

蓄電池導入を検討しているオーナーの方へ

再エネ賦課金の上昇・停電対策・FIT満了後の自家消費シフトを考えると、蓄電池の検討は早いほど選択肢が広がります。

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