2025年の電気代、正直高かったです。
我が家は東海地方在住、一条工務店セゾンA・2015年築・4人家族+ラブラドール1頭・オール電化(全館床暖房・エコキュート・IH)・太陽光10kW超(事業規模)搭載・蓄電池なし、という構成で暮らしています。毎年恒例になってきた電気代の全データ公開、2025年版をお届けします。
先に結論をお伝えすると、2025年の年間電気代は360,100円(月平均30,008円)でした。2024年の310,011円と比べると約50,000円・16%の増加です。電力使用量の増加は6%にとどまっているのに電気代だけが16%も跳ね上がった背景には、2025年ならではの理由があります。そのあたりも含めて月別データをそのまま公開しながら解説していきます。
2025年の一条工務店の家の月別電気代・使用電力量を全公開

月別データ一覧
中部電力ミライズとのEライフプラン(3時間帯別電灯)での実績です。全データをそのまま公開します。
| 請求月 | 電気代(円) | 使用量(kWh) | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| 1月 | 46,922 | 1,822 | 53.6kWh |
| 2月 | 38,851 | 1,654 | 57.0kWh |
| 3月 | 34,031 | 1,437 | 51.3kWh |
| 4月 | 30,089 | 1,214 | 39.2kWh |
| 5月 | 25,012 | 937 | 30.2kWh |
| 6月 | 22,589 | 824 | 28.4kWh |
| 7月 | 33,834 | 1,192 | 38.5kWh |
| 8月 | 32,884 | 1,231 | 38.5kWh |
| 9月 | 29,642 | 1,130 | 40.4kWh |
| 10月 | 20,658 | 825 | 25.0kWh |
| 11月 | 20,204 | 781 | 26.0kWh |
| 12月 | 25,384 | 1,083 | 38.7kWh |
| 年間合計 | 360,100 | 14,130 | 平均38.7kWh |
| 月平均 | 30,008 | 1,178 |
「請求月」と「実際の使用期間」のズレに注意
中部電力は検針日ベースで請求が来るため、たとえば「1月分の請求」は12月中旬〜1月中旬の使用分に相当します。そのため4月の請求(30,089円)が高めに見えるのは、3月にまだ床暖房を稼働させていた分が含まれているためです。「春なのになぜ?」と思われる方はこの点を頭に置いておいてください。
2025年の電気代の傾向:冬・夏・春秋で何が違う?

冬(1〜4月):床暖房+エコキュートで3〜4万円超えが続く
2025年の最高月は1月の46,922円でした。2月38,851円・3月34,031円と、冬から春にかけて4か月連続で3万円を超えています。
冬の電気代が高い最大の理由は全館床暖房です。一条工務店の床暖房は家全体を24時間均一に温める仕組みのため、稼働中は常に電気を消費します。加えてエコキュートがお湯を温度維持するために長く稼働するため、冬は夏の約2倍の電力を消費します。「冬は電気代がやばい」という一条オーナーあるあるは、我が家も例外ではありません。
床暖房の実態や電気代への影響は以下の記事で詳しく解説しています。

夏(7〜9月):エアコンつけっぱなしでも3万円台に収まった
2025年の7月は33,834円、8月は32,884円、9月は29,642円でした。夏はエアコンをほぼつけっぱなしにしており、在宅時は複数台稼働することもありますが、それでも冬ほどの電気代にはなりません。
理由は時間帯別料金の仕組みにあります。Eライフプランでは昼間の電力単価が高く設定されていますが、エコキュートは深夜〜早朝の安い時間帯に稼働します。夏はエコキュートの消費電力が冬より少ないため、全体として電気代が抑えられます。エアコンをつけっぱなしにしていても「昼間使用量」は意外と少なく、太陽光発電が昼間に電気を賄ってくれている面もあります。
一条工務店標準のRAYエアコン(長府製)の電気代については以下の記事を参考にしてください。

春・秋(5・6・10・11月):2万円台で安定するが底値は上がっている
床暖房もエアコンも不要な春・秋は電気代が落ち着きます。2025年の最安月は11月の20,204円でした。ただ2023年の最安が17,169円(6月)だったことを考えると、「安い月でも2万円を割れない」状況になってきています。再エネ賦課金など固定費が上昇している影響で、底値自体が切り上がっています。
2024年・2023年との比較で見えること

3年間の年間電気代・使用量の比較
| 年 | 年間電気代 | 年間使用量 | 月平均電気代 |
|---|---|---|---|
| 2023年 | 341,014円 | 12,096kWh | 28,418円 |
| 2024年 | 310,011円 | 13,341kWh | 25,834円 |
| 2025年 | 360,100円 | 14,130kWh | 30,008円 |
2024年は2023年より年間で約3万円安くなっていました。2024年は国の電気・ガス料金支援(9〜11月)があり、一時的に電気代が抑えられた月がありました。しかし2025年はその支援が限定的になり、再エネ賦課金が過去最高になったことで一気に跳ね上がった形です。
2024年月別データと2025年の比較
月別で2024年と2025年を並べると値上がりの実態がより鮮明になります。
| 月 | 2024年(円) | 2025年(円) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 34,186 | 46,922 | +12,736 |
| 2月 | 31,228 | 38,851 | +7,623 |
| 3月 | 28,900 | 34,031 | +5,131 |
| 4月 | 23,487 | 30,089 | +6,602 |
| 5月 | 21,607 | 25,012 | +3,405 |
| 6月 | 20,016 | 22,589 | +2,573 |
| 7月 | 24,261 | 33,834 | +9,573 |
| 8月 | 32,858 | 32,884 | +26 |
| 9月 | 23,069 | 29,642 | +6,573 |
| 10月 | 22,891 | 20,658 | ▲2,233 |
| 11月 | 19,792 | 20,204 | +412 |
| 12月 | 27,716 | 25,384 | ▲2,332 |
特に目立つのは1月の+12,736円と7月の+9,573円です。1月は使用量もわずかに増えていますが(1,800→1,822kWh)、増加幅に対して電気代の増え方が大きすぎます。7月も使用量は900→1,192kWhと増えていますが、単価上昇の影響が増幅されています。2023年の詳しい電気代データは以下の記事も参考にしてください。

2025年に電気代が高くなった2つの理由

理由① 再エネ賦課金が制度開始以来の過去最高に
2025年度(2025年5月〜2026年4月)の再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の単価は3.98円/kWhとなりました。2024年度の3.49円から0.49円(約14%)の値上がりで、制度開始(2012年)以来の過去最高水準です
出典:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2025年度以降の買取価格等と2025年度の賦課金単価を設定します」
我が家の年間使用量は14,130kWhなので、2024年度と2025年度の単価差(0.49円)だけで年間約6,900円の増加要因になります。節電しても吸収しきれない構造的な問題です。再エネ賦課金は今後も上昇傾向が続くと予測されており、2030年代前半まで5円/kWhを超えるシナリオも現実味を帯びてきています。
理由② 燃料費調整額が月ごとに大きく変動
中部電力ミライズでは燃料費調整額が毎月変動します。2025年の1月・7月はこの燃料費調整額がプラスに振れ、電気代を押し上げました。特に1月は燃料費調整単価が2.33円/kWhと高く、1,822kWhの使用量に掛かると燃料費調整額だけで約4,245円になっています。
なお中部電力ミライズは独自の電気料金負担軽減策として2025年4月〜2026年3月分の燃料費調整単価を1円/kWh値引きしています(出典:中部電力ミライズ「燃料費調整単価推移」)。
この値引きがなければさらに高くなっていた計算です。電気代の仕組みや過去の6万円超えの原因については以下の記事も参考にしてください。

エコキュートの電気消費が鍵——冬と夏で約2倍違う

時間帯別の使用量で見えるエコキュートの影響
我が家のEライフプランは「昼間・夜間・軽負荷(深夜)」の3時間帯で電力単価が異なります。エコキュートが主に稼働する深夜〜早朝(軽負荷時間帯)は単価が安い設定ですが、冬は稼働時間が長く消費量が多いため、安い時間帯でも金額が積み上がります。
CSVデータから夜間使用量(エコキュートが主に稼働する時間帯)を確認すると、冬の最高月(1月:1,276kWh)と夏の最安月(6月:633kWh)では約2倍の差があります。お湯を一定温度に保つためのヒートポンプ稼働が冬場に長くなることが主な理由です。2023年記事でも同様の傾向を確認しており、一条工務店のオール電化住宅においてエコキュートが電気代の最大変動要因であることは変わっていません。
エコキュートのメンテナンスで効率は上がる?
以前エコキュートのメンテナンスを実施しましたが、電気使用量への明確な改善効果は確認できませんでした。ただメンテナンスをすることで機器の寿命を延ばし、突然の故障リスクを減らすことはできます。エコキュートの寿命は10〜15年とされており、我が家も交換時期が近づいてきています。メンテナンス方法の詳細は以下の記事にまとめています。

電気代を下げるために我が家でできること

今すぐできる節電・節湯の工夫
使用量を少し減らすだけでも、単価が高い今は効果が大きくなります。我が家で意識していることは以下です。
- 節湯を意識する:エコキュートの電力は冬場で全体の約35〜40%を占める。シャワー時間を短くするだけでも差が出る
- 床暖房の設定温度を1〜2℃下げる:体感はほとんど変わらないが電気代への効果は意外と大きい
- 昼間の電力使用を夜間にずらす:Eライフプランは昼間の単価が最も高い。洗濯・食洗機は夜間稼働に
- 太陽光の昼間発電を自家消費に使う:売電より自家消費の方が単価換算でお得な場面が増えている
抜本的対策:蓄電池導入の可能性と我が家の事情
電気代を根本から下げるには蓄電池の導入が最も効果的です。太陽光で昼間に発電した電気を夜間のエコキュート稼働に使えれば、電力会社から買う量を大幅に減らせます。ただし我が家にはFIT売電(30円台/kWh・2030年代まで)という制約があり、簡単には蓄電池を導入できない事情があります。この問題については以下の記事で詳しく整理しました。同じ状況の一条オーナーにぜひ読んでいただきたい記事です。

ちなみに私のように「まずは蓄電池導入の費用感だけ知りたい」という方は、無料で複数社から見積もりが取れる以下のタイナビ蓄電池が便利です。入力1分・完全無料で最大5社から見積もりを取り寄せられます。今すぐ導入しない場合でも相場を把握しておくことで、将来の判断精度が上がるかなーと思うこの頃です。
まとめ:2025年の電気代は360,100円、3年間で最高額に
- 2025年の年間電気代は360,100円(月平均30,008円)で3年間の最高額
- 2024年比で+50,089円(+16.2%)。使用量増加(+5.9%)を大きく上回る値上がり
- 値上がりの主因は再エネ賦課金の過去最高(3.98円/kWh)と燃料費調整額の変動
- 最高月は1月の46,922円、最安月は11月の20,204円
- 冬の高電気代の主因は全館床暖房+エコキュート。夜間使用量が夏の約2倍
- 夏はエアコンつけっぱなしでも3万円台。深夜稼働のエコキュートが夏は電力少なめのため
- 再エネ賦課金は今後も上昇傾向が続く見込み。電気代の高止まりは構造的な問題
- 抜本対策は蓄電池だが、FIT期間中は制約あり。2035年のFIT終了後が導入の本命タイミング
太陽光10kW超(事業規模)を搭載していても年間36万円の電気代がかかる——これが我が家の2025年のリアルです。同じような一条工務店オーナーの方、電気代はどのくらいかかっていますか?コメント欄で教えていただけると嬉しいです。


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