一条工務店の家を建てると標準エアコンとして長府製作所のRAYエアコンが付いてきます。
私自身、長府製作所という会社を知らなかったのですが空調・暖房機器などを開発・製造・販売する住宅設備機器総合メーカーということで、本社が山口県にあり、東証プライムに上場しているとのことです。
今回、一条工務店の家に10年近く住んでいる我が家が、この標準エアコンである長府製作所のRAYエアコンについて、評判・口コミや実際の電気代はどれぐらいなのか?クリーニング方法や保証期間、今後もし寿命が来たときに備えて交換費用などもご紹介したいと思います。
一条工務店の標準で付いてくるRAYエアコンの仕様や特徴
RAYエアコンとは、床暖房と連動した特別なエアコンです。
概念図は以下のようになっていて、レイエアコンとエアコン室外機が繋がっていて、エアコン室外機で冬は床暖房の不凍液や水は温めるといった電気ヒートポンプ方式が採用されています。
上記の通りエアコン室外機は高性能ヒートポンプでもあるわけですが、これを冬場の床暖房でしか使わないのはもったいないので夏のエアコンにも利用できるようにと設置されているのがRAYエアコンです。
最近、一条工務店で家を建てる場合のレイエアコンは以下のRAY4042という種類になるようです。
我が家の場合は、一つ古いRAY4037という機種を使っています。
ちなみにRAY4037の室外機が以下です。
RAYエアコンのリモコンは以下です。
このRAYエアコンは床暖房と連動しているため、暖房運転もしくは床暖房のどちらかしか使うことができません。
ただ我が家の場合は、冬場は床暖房のみで十分暖かいため暖房運転をしたことがありません。夏場は冷房運転として使っています。
あとは、最新のRAYエアコンは再熱除湿機能が付いていないようですが、我が家が導入したRAY4037は再熱除湿方式のようです。
この機能は室温を下げずに湿度だけを下げる除湿方法で、梅雨などの湿気の多い季節に有効な機能です。
なので、ネットに出ているRAYエアコンの評判・口コミを見る時は、最新式のRAYエアコンのことか、前の機種のことなのかをまず確認する必要がありますね。
我が家のRAY4037の評判・口コミについては詳述したいと思います。
我が家の一条標準レイエアコンとその他エアコンの使い方
- エアコンは夏場のみ使用、冬場は床暖房のみで十分
- レイエアコンは日中はドライ設定、就寝時は電源オフ
- 子供の部屋は夏場のみ別のエアコンを適宜稼働
間取りとしては3LDKで、4人家族で住んでいまして、レイエアコンを付けているのはリビングになります。
リビングは勾配天井になっているので、天井は吹き抜けぐらいに高い状態です。
こういった環境下で我が家の場合、エアコンを使うのは夏場ぐらいです。冬場は床暖房のみで十分なのでレイエアコンの暖房機能は使っていません。
夏場はレイエアコンを日中はドライ設定(除湿設定)で使っていて、寝る際に電源オフしています。
寝室にもエアコンありますが使ったことありません涙(もったいない。。)
ちなみにレイエアコン4037のドライ設定だとだと22度にした方が電気代が安いようなので、その温度設定にしています。ただメチャクチャ冷えますが。。
まー、このおかげで寝る時は電源オフしても十分涼しいのです。逆に電源オンのままだと寝ている時寒すぎるので。。
あとは子供部屋が2部屋あり、さすがにレイエアコンの冷気が2階の子供部屋までカバーしてはくれないので、子供たちの判断で適宜、別のエアコンを稼働させています。
一条工務店だとエアコンの電気代はいくら?
我が家の場合、エアコンを使うのは夏場だけなので、7月~10月の電気代の実績は以下の通りです。
- 23年7月⇒21946円
- 23年8月⇒24248円
- 23年9月⇒18494円
- 23年10月⇒17773円
ご覧の通り夏場はそんなに電気代はかからないんですよね。
やはり電気代がかかるのは冬場ですね。
以下の記事にも書きましたが、一番やばいときが23年1月だったのですが、この時で電気代6万円超えという驚愕の数字でした。
一番の要因は燃料調整費の過去一番の高騰なのですが、それプラス冬場はエコキュートでお湯を沸かす量や床暖房もあるので我が家では12月~2月が毎年電気代のピークです。
詳細は以下の記事にまとめてありますので参考にしていただければ幸いです。
なので、再度念押ししますがエアコンは年間を見るとそれほど電気代に影響しない感じです。
一条工務店の標準「RAYエアコン」の評判・口コミ
ここからは約10年間、実際に一条工務店の標準エアコンであるRAYエアコンを使ってきた感想をお伝えしますね。
我が家は前述してきた通りエアコンを使っているのは夏場なので、夏場どうか?という話しをしたいと思います。
結論から言うとかなり快適です。
ただ唯一レイエアコンの欠点を挙げるとすると、冷えすぎるのであまりに寒いときはジャージの長ズボンをはくようにしています。大抵は短パン、半そでTシャツで過ごしています。
というのも、エアコンをドライにしないとムシムシするので、ドライにしています。
ただドライでも25度とか27度とかに設定できるのですが、それだと電気代が高くなるとのことで、ドライで22度設定にしています。
そしてその設定ですと前述したように寒すぎる問題が発生します。
ただ個人的には満足しております。
一条工務店のRAYエアコンのクリーニング
今まで10年間暮らしてきて一度、RAYエアコンのクリーニングをしました。
その時は、家にある別のクリーニングと一緒にダスキンさんのエアコンクリーニングにお願いしました。
費用的には2台で25000円ぐらいだったと記憶しています。
やはりエアコンクリーニングをすると冷房性能が上がったような気がしますし、一番の効果はカビなどがなくなり物凄く綺麗になったということです。
我が家の場合、水などもダスキンさんにお願いしているので、知らない業者さんに頼むより信頼しているダスキンさんにお願いしました。
結果、やはり満足の仕上がりでした。
一条工務店のRAYエアコンの保証期間や寿命と交換費用
保証期間
RAYエアコンの保証期間については以下の保証書に書かれている通り、本体で1年間、冷却装置で5年間とのことです。
恐らくですが本体は室外機(ヒートポンプ)で、冷却措置が室内機(エアコン)だと思います。
我が家の場合は、どちらも完全に保証期間を過ぎているので詳細は確認できていません(笑)
寿命と交換費用
一般的にRAYエアコンの寿命は7,8年で交換し始める人が多いようです。
我が家の場合は、まだ寿命が来ておらず全く問題なく稼働してくれています。
なので交換費用については実体験というより一条の営業さんに確認した情報になります。
そもそも長府製作所のホームページを見るとRAYエアコンの最新式機種「RAY4042X」の定価は以下の通り室外機もセットで税込606100円と目が飛び出るような価格になっています。
ただこれが一条工務店価格になると、工賃や古い機種の処分費含めて税込約32万ぐらいになるそうです。
安い買い物ではありませんが、60万コースに比べると約半分になります。
一条工務店の床暖房を使っていきたい場合は、上記の内容で交換する必要があるとのことです。
もし床暖房はもういらないというのであれば、RAYエアコンではなく、もっと安い一般的なエアコンにしてしまうというのもありかもしれません。
そうなると夏も冬もエアコン頼りということになるので電気代がどれぐらいになるのかは分かりません。
上記を確かめるとなるとRAYエアコンが故障し、交換するタイミングで普通のエアコンを1年間レンタルなどして電気代がどれぐらいになるか確かめるという方法はありですね。
もしそれで電気代も高くならず床暖房がなくても冬場を快適に過ごせるなら、そのままのRAYエアコンは不要ということになりますね。
我が家もそのタイミングが来たら検討しようかとたくらみ中です(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は一条工務店の標準エアコンである長府製作所のRAY4037について、評判・口コミや実際の電気代、クリーニング方法や保証期間、寿命、交換費用などをご紹介しました。
まとめると以下になります。
- RAY4037は快適だがちょっと寒い(個人的には大満足)
- 電気代はそれほど高くない(むしろエアコンを使わない冬場の方が高い)
- 約10年で1度のクリーニング実施
- エアコンクリーニングはダスキンで2台で25000円ぐらい
- RAY4037の保証期間は本体が1年、冷却装置が5年
- 寿命は約10年ぐらい、交換費用は税込で約32万円
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